浅葱色の忍
大阪で揉め事があり

事を収めるのに、苦労した




京に戻ると、隊士募集の支度が整っていた


「源さんから聞いた
隊士に誘っている奴がいるんだって?」


私に話し掛けて来た 副長 土方歳三
彼に、笑みを見せ


「そうなんだよ!
3度も迷ったところを助けられるなんて
とても、縁を感じる!」


「弱そうなんだろ?」


「鍛えればいいさ!」


「信用できんのか?」


「もちろんだ!」



と、頷いてみせれば


呆れた目が、パチパチ



「期待は、しねえよ」


「歳!今度は、信用出来る!!
期待して構わんぞ!!」


「はいはい」



歳に適当にあしらわれる


なんと、頼りない局長だろう

まぁ その分、皆が頼もしいから
なんの心配もいらんがな!







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