浅葱色の忍
土方歳三
皆が寝静まった深夜
山崎が帰ってきた
「遅かったな」
「良かった起きてて」
山崎は、安心した表情で
俺の前に跪いた
「この前の続き…」
早速、本題に入ったか
弱冠の緊張を感じつつ
山崎の目を見た
「おう、聞かせてくれ」
「俺、局長には、全てさらけ出してます
慶喜にも見せてない、素の俺も
局長は、知っています
俺は…局長に拾われて新選組に入って
本当に良かったと思っています!
だから… このままでいいんです」
「は?」
山崎は、にっこり笑って
「このまま、局長の忍でいさせて下さい」
ずいぶんと晴れやかに言うが
結果、何も話してねえ!
「全然、続きじゃねえだろ!」
「続きですよ
局長に近づきすぎたんです
友みたいに仲良くなったから
だから… 」
山崎が、目を反らした
「言えよ 約束したろ?」
「以前…局長から、慶喜のところに
戻れって言われて
俺は、ここに居たいから
一生懸命、やってるつもりだけど
今回だって、行ってこいって…
何か、気に障ったのか
役に立ててないのか
兎に角… 副長ともこれ以上は…」
「聞いて良かった
山崎、3日ほど屯所内で局長を見張れ
見てればわかる」
山崎が帰ってきた
「遅かったな」
「良かった起きてて」
山崎は、安心した表情で
俺の前に跪いた
「この前の続き…」
早速、本題に入ったか
弱冠の緊張を感じつつ
山崎の目を見た
「おう、聞かせてくれ」
「俺、局長には、全てさらけ出してます
慶喜にも見せてない、素の俺も
局長は、知っています
俺は…局長に拾われて新選組に入って
本当に良かったと思っています!
だから… このままでいいんです」
「は?」
山崎は、にっこり笑って
「このまま、局長の忍でいさせて下さい」
ずいぶんと晴れやかに言うが
結果、何も話してねえ!
「全然、続きじゃねえだろ!」
「続きですよ
局長に近づきすぎたんです
友みたいに仲良くなったから
だから… 」
山崎が、目を反らした
「言えよ 約束したろ?」
「以前…局長から、慶喜のところに
戻れって言われて
俺は、ここに居たいから
一生懸命、やってるつもりだけど
今回だって、行ってこいって…
何か、気に障ったのか
役に立ててないのか
兎に角… 副長ともこれ以上は…」
「聞いて良かった
山崎、3日ほど屯所内で局長を見張れ
見てればわかる」