浅葱色の忍
近藤勇
烝の連れてきた吉村君は
烝とどんな関係なんだろう
「お呼びでしょうか」
「入ってくれ」
わざわざ呼び立てて聞くしかない
なにせ、このところ伊東君といるから
避けられている
「烝 久しぶりだね」
「そやな」
「伊東君が気に入らないのかい?」
「気に入るとかそんなやない
俺は、自分の仕事してるだけや
試衛館の人以外は、疑ってみてる」
「伊東君は、心配ない!」
「勇は、すぐ信じるけど
人の心は、流されたり動くもんや」
「吉村君とは、どんな仲なんだ?」
「昔、仕事をした時
目をつけて、少し鍛えたんや
必ず新選組の役に立つ奴やで!」
「随分と熱心なんだね」
「なに?なんか、感じ悪いで?」
「吉村君とは、深い関係なのかい?」
「は?」
「烝は、吉村君に心を動かされているんじゃないのかと、聞いているんだよ」
「……勇
本気でそんなこと聞いてるんか?
俺は、そんなに尻軽ちゃうし!!」
「どうだか」
「勇こそ!伊東さんに熱心で
廻りが見えてないくせに!!!
俺の事だって……」
烝が言い掛けてやめた
スッと立ち上がると
「久しぶりに話せると思って
ちょっと嬉しかったのに…
アホくさっ!
疑いたければどうぞ!!
失礼します!!」
怒らせるつもりではなかった
久しぶりに話せる機会を作って
自ら、潰した
烝とどんな関係なんだろう
「お呼びでしょうか」
「入ってくれ」
わざわざ呼び立てて聞くしかない
なにせ、このところ伊東君といるから
避けられている
「烝 久しぶりだね」
「そやな」
「伊東君が気に入らないのかい?」
「気に入るとかそんなやない
俺は、自分の仕事してるだけや
試衛館の人以外は、疑ってみてる」
「伊東君は、心配ない!」
「勇は、すぐ信じるけど
人の心は、流されたり動くもんや」
「吉村君とは、どんな仲なんだ?」
「昔、仕事をした時
目をつけて、少し鍛えたんや
必ず新選組の役に立つ奴やで!」
「随分と熱心なんだね」
「なに?なんか、感じ悪いで?」
「吉村君とは、深い関係なのかい?」
「は?」
「烝は、吉村君に心を動かされているんじゃないのかと、聞いているんだよ」
「……勇
本気でそんなこと聞いてるんか?
俺は、そんなに尻軽ちゃうし!!」
「どうだか」
「勇こそ!伊東さんに熱心で
廻りが見えてないくせに!!!
俺の事だって……」
烝が言い掛けてやめた
スッと立ち上がると
「久しぶりに話せると思って
ちょっと嬉しかったのに…
アホくさっ!
疑いたければどうぞ!!
失礼します!!」
怒らせるつもりではなかった
久しぶりに話せる機会を作って
自ら、潰した