セイシュン
そうして委員会が決まっていき、
残るは文化委員のみとなった。
「結衣文化委員やりたい!!」
結衣は立候補した。
前から文化委員をやりたかったのだ。
「男子は誰がいい??」
と聞いてきたがすぐに
「俺やる!!」
と声がした。
その声の主はあの澤居立馬だった。
「女子は結衣で、男子は澤居でいい?」
と学代が聞くと教室中に賛成の声が上がった。
後にこの文化委員によって、結衣にとってはかけがえのない人ができることを知らない。
「それじゃあ今日の放課後から、各委員会で仕事をしてもらいます。」
と先生が言うと
「それはおかしいー!」
「早すぎやろー」
「めんどー」
と批判的な声が上がったが、担任は無視して
「宿泊訓練あるから仕事しろー」
と言った。