ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「真くん、嫌い!」


あたしは真くんから顔を背け、後ろを向いて怒ったふりをしたんだ。


「あー……悪かったよ、ウサギ姫。」


ウサギ姫⁉︎


驚きすぎて、あたしは背けたはずの顔をまた真くんへと戻した。


そして1歩……2歩……あたしへと、歩みを進めてくる。


「ウサギ姫。」


「⁉︎」


な、なんで耳元で名前呼ぶのー⁉︎


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