ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「俺、小さい頃から菜々が好きだった」


----------えっ?-----------


再びめまいがあたしを襲う。
こんなこと言われちゃうなんて。


「今日、こうして転校してきたのもお前に気持ちを伝えるため。昔から菜々に片想いしてた俺は顔を見るとなんにも話せなくなって、毎日いじめてた」


「………っ……冗談言わないで……」


あたしは蓮くんを見上げる。


「!」


真剣な……顔。


嘘じゃないの?
< 136 / 385 >

この作品をシェア

pagetop