ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
→真side☆


俺は小さな体を抱き起こした。


あっつ……
熱がある、こいつ。


額に手を置いて熱を確かめる。


「すげぇ熱……」


バカだろ、こいつ。
こんな状態なのにそんなのおかまいなしに俺を止めに来てくれた。


倒れてしまったウサギをゆっくり抱き上げると、再び保健室へ戻ろうとした


保健室の前に誰か立ってる?


黒髪の背の高い女……
< 147 / 385 >

この作品をシェア

pagetop