ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
オロオロするあたしの前に立って
そう言ってくれたのは、なんと蓮くんだった。


「菜々、怖がってんじゃん。」


嘘……
蓮くんが守ってくれた……!


信じられない。



「ごめん宇佐美さん!」


「俺もごめんなー。」


2人の男子は片手をあげてあたしに
謝罪した。

「大丈夫だよ。」と、あたしも震える声で返す。


「菜々おいで。場所移そう。」


「うん。」


あたし達は、2人になれる場所へ移動した。
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