ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
ちょこんと蓮くんと2人で
裏庭のベンチに座る。


あれ?
蓮くんのこと初日は
あんなに怖がっていたのに……


体が密着しても恐怖を
感じないのはなんでだろう。


「菜々。」

なんて考えていたら隣からあたしを呼ぶ声が聞こえた。


「何?」


「ごめんな。今まで苦しめて。」


何を言われるのかと思ったら
反省の心を露わにした、謝罪の言葉。


「ほんとだよ……」
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