ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「ふぅ……ぇっ……し……んく…」


スカートに涙がポタポタ落ちる。


最初、あんなに嫌いだったじゃない。
関わらないでほしいって思ってた。


初めて会った時……


『同じ境遇だから』


だけど、そう言われて信じてみようって思えたんだよ?


男の子は嫌い。

だけど、真くんだけは大丈夫って
いつも思ってた。


やだよ……
あたし、まだ気持ちも伝えてない。


がちゃっ


重いドアが開いてあたしは顔を上げた


真くん⁉︎
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