ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「信じられないな。男嫌いだった菜々がよりによってあんなヤンキー好きになるなんて。」


あたしもそう思うよ。

きっとあの時、貧血なんて
起こさなかったらあたしと真くんはきっと交わることなんてなかった。


タイプが違いすぎるもん。


最初、怖いってずっと思ってた。


でも……


『こいつに手、出してんじゃねーよ!』


『可愛いよ、お前。』


守ってくれたり……
甘い言葉であたしを赤くさせてくれたり……


たくさん、真くんからドキドキをもらったし何よりあたし自身変われた気がする。


でも……


「もう……関わりたくないって言われちゃった……」
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