ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「お前とは話したくねぇ。」


それだけ言うと奴の前を
通り過ぎようとした。


「逃げんのかよ。」


俺の足を止めたのは奴の挑発的な言葉


「あ?」


鋭い視線を奴に向けながら振り返る。
大抵の男は俺が睨むとすぐに、逃げ出す。


しかし、こいつは逃げなかった。


「いいのかよ。」


こいつは怖がりもせずに、俺を挑発してくる。
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