ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん

*+ふたもじ*+

→菜々side♪

キィ……

小さくブランコを揺らす……


おっそいなぁ……


もう30分は経つ。
蓮くん忘れちゃったのかな。


仕方ない。
これ以上待っていてもラチが明かないし帰ろう。


そう思ってるあたしは立ち上がる。


「ウサギ!」

えっ⁉︎


あたしをウサギなんて呼ぶ人は
彼しか……真くんしかいない。


ぱっと顔を上げると肩を上下に揺らして顔中汗だくになっている……

あたしの好きな人……


「真くん⁉︎」


どうして……
あたしが待っていたのは蓮くんなのに……


どうして……
どうして真くんが------------
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