ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん

ウサギはきゅっと瞼を閉じた。
長い睫毛が風で少し揺れた……


俺だって初めてなんだよ。


だから緊張しないわけがない。


ゆっくりと柔らかい唇に顔を
近づける。


そして口付けた-------


緊張しているわりには長いキス。


今だけ静寂に包まれる。


ウサギからゆっくり顔を離すと……


「顔、真っ赤。」

「みないでぇ〜。」


真っ赤になった顔を見て笑うとウサギは両手で顔を覆った。


可愛すぎ……


大事にしたいって思っていたのにまた強引に口付けをしてしまった。