ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「………」


意識のない彼女をまじまじと見る。



「可愛いな。」


女を可愛いなんて思ったのは
初めてかもしれない。



そのくらいこの子は可愛かった。


彼女が意識を取り戻したのは

30分後だった。


「大丈夫か?」


俺がそう聞くとばちっと
彼女と目が合う。



< 23 / 385 >

この作品をシェア

pagetop