ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「真くんはあたしも可愛くないって思ってるんじゃないかなって。」

「は?」

真くんの間抜けな声。
うん。無理もない。
だってあたし、かなり恥ずかしいこと言ってるってわかってるもん。


「ウサギ可愛くないって言ったじゃない。だからウサギに似てる(真くんが言うには。)あたしのことも可愛いって思ってないってことだよね?」


クシャ、クシャ


髪をかき乱された。
な、何⁉︎いきなり⁉︎


「ウサギは自分の容姿自覚してないよ。ここにいる動物より、どんな女より菜々が1番可愛い。」

「真くんっ……///」

またしてもいきなりの名前呼びにあたしの心臓はドキドキする。
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