ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「なんて顔してんだよ、バカ。」


あたしがどんな顔をしていたかなんてわからないけど、真くんが優しい表情を向けて頭を撫でる。


「似合わない……よね。」


「ウサギの無自覚。」


「えっ?」


「さっきから緊張してんのわかんねーの?そんな格好なんてされたら男共がうじゃうじゃ寄ってくんだろーが!」


じゃあ……何も言わなかったのは
似合ってないからじゃなくて、緊張してて?


「ふふっ。」


「何笑ってんだよ」


「嬉しいの。真くんに褒められて。
真くんの格好もかっこいいよ?」


「歩斗とどっちがかっこいい?」


ええっ⁉︎
なんで歩斗くん⁉︎
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