ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
ある程度片付けが終わり、後は教室に貼ってあるポスターを剥がすだけだ。
あたしは椅子を持って移動しようとした
「菜々、届かないでしょ?」
「ひどいっ!確かに届かないけど……」
そんなはっきり言わなくてもいいじゃない。
「だから、わたしがポスター剥がしとくから菜々は真くんのとこ行きな?」
「えっ?でもきよちゃんだって歩斗くんと後夜祭に出るんでしょ?」
「そうだけど、いいの!ここで待ち合わせしてるから。だから行ってきな!」
「きよちゃん……」
真くんと付き合う前も
付き合った後も……
あたしはきよちゃんに何度助けられたんだろう。
あたしは椅子を持って移動しようとした
「菜々、届かないでしょ?」
「ひどいっ!確かに届かないけど……」
そんなはっきり言わなくてもいいじゃない。
「だから、わたしがポスター剥がしとくから菜々は真くんのとこ行きな?」
「えっ?でもきよちゃんだって歩斗くんと後夜祭に出るんでしょ?」
「そうだけど、いいの!ここで待ち合わせしてるから。だから行ってきな!」
「きよちゃん……」
真くんと付き合う前も
付き合った後も……
あたしはきよちゃんに何度助けられたんだろう。