ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
連れて来られた場所は体育館裏。


「真くん……」


今にも泣きそうな……潤んだ目で俺を見つめてくるウサギ。


「あたしと……」


声まで震えてる……


「あたしと別れてください。」


やっぱり……

想像した通りだ……。


「ウサギ、後夜祭のこと勘違いしてねぇか?俺は……」


「もう無理なの。」


震えた声で遮られてしまった
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