ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「だ、だって…あたし、真くんがすごく好きなんだもん……」


「あたしだって好きだよ。」


智代子ちゃんは鋭い目つきであたしを睨む。

あたしはまるで蛇に睨まれたカエル状態だ。


怖くて一歩も動けなかった。


「あたし……菜々ちゃんのそういうところ大っ嫌い。」


冷めた目と声でそう言うと
智代子ちゃんはあたしの前から姿を消した。
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