ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
俺はそっと智代子の額に手を当てた。


『熱い……!』


俺の体温とは比べなくても
熱があるのはわかるくらい……


『バカ。具合悪いなら言えよ。』


『ごめん。』


だからおとなしかったんだな。


智代子はフラつきながらも立ち上がった


『座ってろ。水買ってくるから。』


『真くん……』


廊下に出て自販機で水を購入して智代子に飲ませた。


『ありがとう。』


『っ……!』


水を飲んでペットボトルから口を離す智代子を見て固まった。
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