ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん












「……ん……真!」


「は?」


歩斗の声で我に帰る。
やべ、ぼーっとしてた。


「どうした?ぼーっとしちゃって。」


「別になんでもない。」


「顔赤いぞ?」


なんでもない。


と、言いたいところだが少しだるい。


最近寝られなくて風邪を引いたのかもしれない。


寝られない原因は明白。
ウサギが傍にいないから。
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