ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
ほんとはもっと近づきたい。


抱き締めたい。


話したい-------


それが今の俺には……
できないんだ。


次の日……


「げほっ!げほっ!」


「おい、大丈夫か?真。何か悪化してね?」


教室でひどい咳をする俺を心配そうな目線を送る歩斗。


「大丈夫だっつーの。」


大丈夫……なんかじゃねーな。


風邪なのにウサギにマフラー貸しちまったし、やべぇ。


何かすっげーさみぃ。
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