ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「変?」


いやいや。誰が変なの?
可愛すぎでしょ。


「いや?変じゃないよ?」

顔を赤くしながら素直じゃない
言葉を言う。


「そか……」


デートを約束して宇佐美を家まで送った日…推測だけど少しは俺にも心を開いてくれているのかな?って思ったけどそれは自惚れだったみたいだ。


だって現に宇佐美はもう話さなくなっているし、俯いたまま俺の方をみない


あー。くそっ!
もっと近づきてーのに!


どうやったら仲良くなれるんだ?


恋に落ちたとか、そんな
ロマンチックなものじゃなくて
俺と宇佐美は同じ境遇だから。


「きよちゃんと歩斗くんは?」

「えっ⁉︎」


いきなり話しかけられてびっくりしてしまう。


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