ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「こないだ話したでしょ?」


また顔も見ないで言われたので
俺は始終、イラッときた。


「あのさー……なんで俺の顔見ないわけ?俺、怖い?」


宇佐美を睨み、言うとびくっと
小さな肩が跳ねた。


ってか怖いよな。
こんなヤンキーと一緒にいるんだから


だが宇佐美の答えは……


「怖くない……」


えっ⁉︎
怖くないの?


「じゃあなんで目、合わないの?」


「ごめんなさい……男の子…ほんとにダメなの……」


宇佐美の顔は今にも泣きそうな顔。


最低だな。デート終わったら関わらなくていいとか言って……


矛盾している。



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