ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
ぽん、ぽん


「ごめん。俺が悪かったから
そんな顔すんなよ。」


彼女の頭を叩いて謝った。


柔らかい髪でびっくりする……
まるでうさぎの毛だな。



「ひぐっ……」


本当だったらこの腕に収めてやりたいって思うが、信用されてないのに抱き締めるのってどうなんだ。

だから抱き締める代わりに
優しく、ただ優しく頭を撫で続ける


「まあさ…信用しろとは言わねぇけど、俺は絶対に宇佐美をいじめたりしないから。」

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