ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
ふと横を見ると……


高松くんがあたしの顔を
覗き込んでいた。


「わぁぁっ!」



びっくりしてあたしは思いっきり離れる。




「んな警戒しなくても……」


ふてくされたような高松くん。
なんか可愛い。


だって今まさに高松くんのこと
考えていたから。


「ごめん!びっくりして……」


慌てて謝るあたし。


「いーけど、何見てんの?」


「あ。うさぎのぬいぐるみです…」


可愛い青のうさぎのぬいぐるみを
高松くんに見せる。


サイズは中くらいで耳に
りぼんをつけているウサギさん。


可愛くてさっきから見てたの。


高松くんのこと考えながら


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