ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
全速力で走ったら途中
転びそうになった。



「はー……なんとか間に合った。」


まだガヤガヤと騒がしい
教室を見てあたしは安堵の息を吐いた


「菜々!おそーいっ。遅刻寸前じゃん!」


きよちゃんがあたしに寄ってきて言う


「えへへ。でも間に合ってよかったぁ」


くらっ


あれ。なんかくらくらする。


まさか貧血?


実は昔から貧血持ちで
これも1つの悩み。


でもそんなひどい状態でもないし大丈夫だよね。



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