ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「男が女にごちになるとかありえねーだろ。ばか。」


ぽんっと頭を強く押される。
縮んじゃうよー……



「あんな高いもの買ってもらったし……」



「しゃあねーなー。じゃあ、1つだけお願い。」


「えっ!」

高松くんは1回笑ったけど
急に真面目な顔になった。



「これからも宇佐美と関わりたい。」



「…………」



黙ってしまうあたし。



高松くんのことは信用できるけど……



男の子だし……


「っ……」


「なーんてなっ!嘘だよ。仮デート終わったら俺達は何の関係もないし」


だんまりを貫き通すあたしに
高松くんが明るい声で言った。


関係なくなる?


じゃあ、もう話したりできないの?


嫌だ………な……




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