ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
だから信じたいんだ。
彼のこと。


「ふーん。で、どうしてもらいたいわけ?」


彼のセリフはとても冷たいものだった


だけど優しくあたしの涙を右手で拭ってくれて……


ああ。やっぱりこの人優しいな。
って感じた。


でもいじわるかも。
だって答えなんてわかっているのに
あたしに言わせようとするなんて


「ひぐっ……高松くんのこと信じたい!あたしとお友達になってください!」


泣きながら…鼻水を出しながら言う締まらないあたし。


「ぶっ!鼻水!お前、ウケるわー!」


「笑わないでー!ひっく……」


吹き出して笑う高松くんに
あたしも泣きながら笑う。


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