ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
あたしは思いっきりうしろを振り返る。


「た、高松くん⁉︎」


そこには……高松くんと歩斗くんが立っていた……



どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。



怒られる!



「わるかったな。」



えっ?



あたしは恐怖のあまり、下を向いていた顔を上へと上げる。



あたしの目に映ったのは悲しい瞳をした高松くんだった。



なんで?



なんで怒らないの?



なんで何も言わないの?


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