ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
つかつかとあたしの方に真っ直ぐ歩を進める高松くん。



びくっと体が拒絶反応を起こしてしまう……



ぽん。



「ごめん。嫌われてるのに気づかなくて……もう近寄ったりしねーよ。」


そう言ってあたしの頭を撫でた……


違う。
嫌いなんかじゃないよ!


「っ………」


そう言いたいのに声が出ない……


「菜々……」


隣できよちゃんがあたしのことを
心配そうな瞳で見つめていた。


< 70 / 385 >

この作品をシェア

pagetop