ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
→真side☆


「ちょっと待てよ!真!」


俺は歩斗の声にも耳を貸さずに
廊下を歩く。


「待てよ!」


「なんだよ…」


がぁんっ!


壁を拳で力一杯殴った。


痛ぇ……
自分で殴ったのだから文句は言えねぇけど、痛すぎる。


拳も心も……


『今日から俺達友達だな。』


そう言った時、お前うんって
言ったじゃねーかよ……


あれ嘘だったわけ?


くそっ……



「お前さぁ、結局菜々ちゃんが好きなんじゃん。」


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