ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「!」


目を見開いた……
いつも、お茶らけていた歩斗が低い声を出し俺を睨んでいたから……


無意識のうちに歩斗から手を離した……


「俺が……女嫌いな俺が女なんて好きになるわけない……」


「だったら菜々ちゃんのことは嫌いなのかよ⁉︎」


今度は歩斗が怒鳴る。


宇佐美のこと……


嫌いじゃない。
寧ろ好きだ。
でも、これは友達として……


「お前は完全に菜々ちゃんが好きなんだよ。だって、拒絶されてショックだっただろ⁉︎嫌いって言われてショックだっただろ⁉︎」


「歩斗----------」


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