ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
あたしはカレーに蓋をした。


「わかりやすい。」


「えっ?」


きよちゃんがぼそっと言ったので
顔を上げた。


「真くんに謝りたいんでしょ?」


きよちゃん…
気づいていたんだね。


涙を堪えてこくんっと頷いた。


「だけど、あたし……高松くんに嫌われちゃったよ!もう……話してくれない……」

あ、あれ……
あたしなんで泣いてるの?


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