ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
ぐいっ


「きゃっ」


「こんどこいつに妙なことしてみろ。
ぶっ殺すぞ!」


謝った女の子の胸ぐらを掴み、怒鳴るように吐き捨てた高松くん。


物を投げるようにその子から
手を離すと一目散に3人の女子が逃げていった。


「大丈夫か⁉︎」


あたしは恐怖のあまり、腰が抜けてしまった。


「ごめんな?来るの遅くなっちまって」


上からさっきの怒鳴り声と違って
優しい声が降ってくる。


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