ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「う、宇佐美⁉︎」


「ごめん…高松くん……嫌いなんて嘘だよ。きよちゃんにからかわれたからはぐらかしただけなの……
だから……だから嫌いにならないで。
お願い……」


あたしの涙は彼の制服を濡らす。


こんなに勝手な奴でごめんなさい


でも、あたし……高松くんを失いたくないの。


「嫌いになんてなれねーよ。」


その声は心なしか余裕がない感じに聞こえた。


そして、ゆっくりあたしの小さな背中に腕が回される。


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