ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「驚かないで聞いてくれる?」


え?
なんの話をするの?



あたしは小さく頷いた。





「俺、宇佐美のこと好き。」



え?


えっ。



ええええ⁉︎



「う、嘘っ⁉︎」


びっくりしてがばっと顔を上げた。
だ、だってあの高松くんがあたしを…


「ほんと。」


彼の顔はほんのり赤に染まっていて
その顔を見て、真実を告げているとわかった。


どうしよう


「で、でもあたし……あたし----------」


言葉に詰まるあたしを見て、クスッと笑う高松くん。


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