ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「あたしにできることがあるならなんでもするから、機嫌直して!」


今なんでもって言った?


「じゃあキスしてもらおっかな?」


「ふぇっ⁉︎」


ウサギは元からでかい目を
さらにビッグサイズに……


「なんでもって言ったよな?」


「言ったけど…キスなんて…」


みるみる赤くなるウサギの顔。
マジ可愛すぎんだろ、こいつ。


「ほっぺでいいからしてみろよ。」


そう言って俺はウサギに顔を近づけた

「っ………///」


-----ちゅっ-----


可愛らしいリップ音が、俺の頬に響く


「っ……おしまいです……」


マジか…こいつ、キスできたんだ……


恥ずかしそうに後ろを向くウサギ。
本来ならからかうところ。
でも、俺にはからかう余裕なんて残されていなかった。




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