ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「真くん?」


「っ!」


ウサギは後ろを向くのをやめて
俺の顔を見上げようとする。


やめろ。
今、みんなよ。


今…めっちゃ赤い顔してる。


不意打ちとか反則だから…


「見んな。」


「ひゃっ」


ウサギの両目を左手で隠す。


「し……真くん……それよりあたしに何か用があったんでしょ?」


あ…俺、夏祭り誘うんだった。


忘れてた……

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