君に光を

それから3ヶ月がたち半年記念日を迎えようとしていた。
3ヶ月の間野球部は忙しく学祭や体育祭、ほとんどの行事に健はいなかった。

部活も落ち着き学期末テストの期間になった。全部活活動停止になる。
テスト勉強も兼ねて健と一緒に遊んでいた。

「テスト終わったら冬休みだね！いっぱい遊ぼうね！」
「当たり前よ！クリスマスに部活の遠征とか最悪なんだけど」
「しょうがないよ。応援してる！帰ってきたらその分遊ぼうね」
「ほんとごめんな。よし！テスト勉強少しだけして遊びに行くか」
「やったー！行く行く」

少しだけ勉強して私達は遊びに行くことにした。
「杏奈どこ行きたい？」
「じゃあ前に行った海行きたいな」
「よし！決まり」

2人で手を繋いで海まで歩いてく。
「びっくりするくらい寒いな」
「もー12月だもん」

砂浜に座って星をみる。
健が首もとにマフラーをつけてくれた。
「これ杏奈にやるよ。少し早いけどクリスマスプレゼント」
「可愛い！嬉しい！ありがとう」
「なかなか遊べなくてごめんな」
「いいよ。こーやってたまにでも遊べるのが嬉しいから」
「これからも杏奈よろしくね」
「急にどーしたの？こちらこそよろしくね」
「寒いし帰ろっか」
「そーだね」

私はすごく寂しかった。
「ついたぞ」
「うん。ありがとう」
「また明日、学校で会えるだろ？元気だして」
「そーだね！また明日ね」

健を見送ってLINEを送った。
(マフラーありがとう。大切にするね)
すぐに返事がきた。
(どーいたしまして)
付き合い初めは毎日LINEしてたけど今はたまにしかしない。