君に光を
次の日の朝。
「健おはよ」
「よっ」
あれなんか怒ってる?
「なんか健冷たくない?」
「やっぱり菜々も思った?でも昨日も仲良く遊んでたし怒るようなことないと思うけど」
「まぁ気にしなくて大丈夫だよきっと」
そーは言われたけど気になる。
でも友達とは楽しそうにしてるし。

「健!健!きて!」
岡田さんの声が響く。
「なんだよ!」健が岡田さんたちのところに走っていく。
なんか最近あの2人は仲がいい。
2人が仲良くしてるのを見ないよーに廊下に出る。
「よ!杏奈。今日の部活どこだっけ?」
爽汰が話しかけてきた。
「あー学校のグランドだったかな」
爽汰にバレないよーに。上手く私笑えてるよね?
「おっけー」
気づかれてないみたいでよかった。


それから3日が過ぎた。健とは相変わらず話しもしない。なんで避けられてるのかもわからずにいた。
「まだケンカしてるの?」
「あ、菜々。ケンカしてるのかな?」
「最近、健さ岡田さんとずっと一緒にいるよね」
「やっぱり?私も思ったけどさ。きっと気にし過ぎなのかも」
菜々に心配かけないよーに笑顔をみせた。
「杏奈、LINE送ってみな」
「そーだね。今日送ってみる」

学校が終わって健にLINEを送ってみることにした。
(部活お疲れ様。私なにかした?)
すぐに既読がついたけどその日は返事がこなかった。

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