君に光を
私は高校2年生になってもあの日の事を鮮明に覚えていてたまに夢にも出てくる。
夢で見たら、起きたらいつも泣いている。

「爽汰やばい。急がないと遅刻しちゃう!」
「ほんとだ!やべー!じゃまた後で」
昨日の夜遅くまで私の部屋でゲームを2人でしていたせいかいつもより遅く目が覚めてしまった。爽汰もゲームをしたまま眠ってしまっていたのだ。

「ママ起こしてよ!遅刻しちゃう」
「爽汰がいるからてっきり学校休みかと思ってさ」
「なんでそーなるの!行って来まーす!」
「行ってらっしゃい」
あの1年後パパとママは離婚した。
シングルマザーとして2人の娘を育ててくれている。


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