イケメン兄の甘い毒にやられてます
第一章1.母が突然再婚しました
「…こちらね、T大学病院の教授をしてる神藤学さん」
某ホテルのレストラン。
突然呼び出された夕陽は、母の横にいるダンディーな男性を紹介された。
気難しそうで、でも、微笑みはとても優しそう。
夕陽は半信半疑な笑顔を浮かべ会釈した。
「…ママ、学さんと再婚することにしたから」
「…は?」
嘘でしょ?夕陽は思いっきり眉間にシワをよせた。
「…突然で、驚いただろ?でも、朝陽(あさひ)さん(夕陽のママ)の仕事の姿勢や、夕陽ちゃんを想う母の姿に惚れてしまって…結婚を許してほしい」
そう言って、深々と頭を下げた学に、夕陽は、ダメなんて、イヤなんて言えるわけがなかった。
夕陽が生まれて間もなく、交通事故で亡くなった父に代わり、今まで、女でひとつで夕陽を育ててくれた朝陽。
そんな朝陽をこんなにも愛してくれる人が現れたんだ。
反対する理由は何もない。
「…神藤さん、…じゃなくて、お義父さん、ママを宜しくお願いします」
そう言ってニコッと笑った夕陽を見て、学は本当に嬉しそうな顔をして、ガシッと夕陽の手を両手で握りしめた。
勿論夕陽は驚いて、目を見開く。
…男と触れ合う事などない等しい生活を送ってきた夕陽には衝撃的な。
「…夕陽ちゃん、私の事も、パパって呼んでくれていいからね」
「…へ?え…」
困惑顔で朝陽を見れば、朝陽はニコニコ笑っている。
「…娘ができたら、パパって呼んでもらいたかったんだって」
某ホテルのレストラン。
突然呼び出された夕陽は、母の横にいるダンディーな男性を紹介された。
気難しそうで、でも、微笑みはとても優しそう。
夕陽は半信半疑な笑顔を浮かべ会釈した。
「…ママ、学さんと再婚することにしたから」
「…は?」
嘘でしょ?夕陽は思いっきり眉間にシワをよせた。
「…突然で、驚いただろ?でも、朝陽(あさひ)さん(夕陽のママ)の仕事の姿勢や、夕陽ちゃんを想う母の姿に惚れてしまって…結婚を許してほしい」
そう言って、深々と頭を下げた学に、夕陽は、ダメなんて、イヤなんて言えるわけがなかった。
夕陽が生まれて間もなく、交通事故で亡くなった父に代わり、今まで、女でひとつで夕陽を育ててくれた朝陽。
そんな朝陽をこんなにも愛してくれる人が現れたんだ。
反対する理由は何もない。
「…神藤さん、…じゃなくて、お義父さん、ママを宜しくお願いします」
そう言ってニコッと笑った夕陽を見て、学は本当に嬉しそうな顔をして、ガシッと夕陽の手を両手で握りしめた。
勿論夕陽は驚いて、目を見開く。
…男と触れ合う事などない等しい生活を送ってきた夕陽には衝撃的な。
「…夕陽ちゃん、私の事も、パパって呼んでくれていいからね」
「…へ?え…」
困惑顔で朝陽を見れば、朝陽はニコニコ笑っている。
「…娘ができたら、パパって呼んでもらいたかったんだって」
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