イケメン兄の甘い毒にやられてます
3.兄の溺愛が凄すぎて辛い?
「…おかしい」
…静と食事をして以降、圭吾が全く夕陽に触れない。
優しさも何だかうわべだけで、好きだって言葉も皆無。
今目の前で朝食を食べる圭吾を、チラ見しながら夕陽も朝食を食べる。
「…もしかして」
「…夕陽、さっきから、何をブツブツ独り言言ってるんだ?」
不思議に思った圭吾が夕陽に問う。
「…へ?ぃや、別に…終わりました?片付けしますね」
作り笑いを浮かべ夕陽は立ち上がると、食器をキッチンへ運ぶ。
「…夕陽、今日の予定は?」
「…え?」
…今日は、日曜日。咲も春人も試合でいないので、夕陽は暇な日曜日だ。
「…特には」
「…そう、じゃあ、出掛けようか。身支度できたら声かけて。部屋で仕事してるから」
「…え、ちょ、圭吾さ」
夕陽の静止を聞くこともなく、さっさと部屋に入ってしまった。
…圭吾は一体何を考えているのか?
さっぱりわからないまま、夕陽は片付けをし、身支度をした。
…圭吾の部屋の前。ドアをノックしようと手をあげるも、その手はドアをノックしなかった。
…よそよそしい態度の圭吾と1日共に過ごすのは辛そうだ。
夕陽は手を下ろし、自室から鞄を持つと、静かに家を出た。
…静と食事をして以降、圭吾が全く夕陽に触れない。
優しさも何だかうわべだけで、好きだって言葉も皆無。
今目の前で朝食を食べる圭吾を、チラ見しながら夕陽も朝食を食べる。
「…もしかして」
「…夕陽、さっきから、何をブツブツ独り言言ってるんだ?」
不思議に思った圭吾が夕陽に問う。
「…へ?ぃや、別に…終わりました?片付けしますね」
作り笑いを浮かべ夕陽は立ち上がると、食器をキッチンへ運ぶ。
「…夕陽、今日の予定は?」
「…え?」
…今日は、日曜日。咲も春人も試合でいないので、夕陽は暇な日曜日だ。
「…特には」
「…そう、じゃあ、出掛けようか。身支度できたら声かけて。部屋で仕事してるから」
「…え、ちょ、圭吾さ」
夕陽の静止を聞くこともなく、さっさと部屋に入ってしまった。
…圭吾は一体何を考えているのか?
さっぱりわからないまま、夕陽は片付けをし、身支度をした。
…圭吾の部屋の前。ドアをノックしようと手をあげるも、その手はドアをノックしなかった。
…よそよそしい態度の圭吾と1日共に過ごすのは辛そうだ。
夕陽は手を下ろし、自室から鞄を持つと、静かに家を出た。