black×cherry ☆番外編追加しました
変化する気持ち
翌日の朝7時。
普段より2時間早く、馬場さんが家に迎えに来てくれた。
呼び鈴が鳴ってバタバタと廊下を走っていると、ママがため息まじりに呟いた。
「まったくもう・・・。いつの間にか朝練の連絡がきていたなんて。早めに伝えておかないと、馬場さんだって迷惑よ。咲良はもっと、まめにメールのチェックをしなさいよ」
「うん・・・」
「気を付ける」と呟いて、そのまま玄関に向かって行った。
ママはまたため息をついていたけれど、家の外まで送ってくれた。
「奥様、お嬢様、おはようございます」
門を開けると、馬場さんが笑顔で待ってくれていた。
ピカピカに磨かれた黒いセダン車。
馬場さんは、私たちのためにいつも車をきれいにしてくれている。
「おはようございます。すみません、早い時間に・・・」
「本当にもう・・・。ごめんなさいね、朝練の連絡にずっと気が付かなかったみたいで」
私に続き、ママがお詫びをしてくれる。
すると馬場さんは「いえ」と笑顔で答えてくれた。
「私は基本5時起きですので。7時なんて全然。大丈夫ですよ」
「そうですか・・・。もう、連絡したのが夜中と聞いて。申し訳ありません」
「ああ、いえ、23時前ですよ。夜中ではないし、まだ起きていましたから大丈夫です」
申し訳なさそうにするママに、馬場さんはまたにこりと笑った。
そして「どうぞ」と私に声をかけ、後部座席へ促した。
「じゃあ・・・行ってきます」
「まったく・・・。これからは気を付けるのよ。じゃあ馬場さん、お願いします」
「はい。では、行ってまいります」
馬場さんと私は、それぞれ車に乗り込んだ。
そして見送ってくれるママに、車の中から手を振った。
普段より2時間早く、馬場さんが家に迎えに来てくれた。
呼び鈴が鳴ってバタバタと廊下を走っていると、ママがため息まじりに呟いた。
「まったくもう・・・。いつの間にか朝練の連絡がきていたなんて。早めに伝えておかないと、馬場さんだって迷惑よ。咲良はもっと、まめにメールのチェックをしなさいよ」
「うん・・・」
「気を付ける」と呟いて、そのまま玄関に向かって行った。
ママはまたため息をついていたけれど、家の外まで送ってくれた。
「奥様、お嬢様、おはようございます」
門を開けると、馬場さんが笑顔で待ってくれていた。
ピカピカに磨かれた黒いセダン車。
馬場さんは、私たちのためにいつも車をきれいにしてくれている。
「おはようございます。すみません、早い時間に・・・」
「本当にもう・・・。ごめんなさいね、朝練の連絡にずっと気が付かなかったみたいで」
私に続き、ママがお詫びをしてくれる。
すると馬場さんは「いえ」と笑顔で答えてくれた。
「私は基本5時起きですので。7時なんて全然。大丈夫ですよ」
「そうですか・・・。もう、連絡したのが夜中と聞いて。申し訳ありません」
「ああ、いえ、23時前ですよ。夜中ではないし、まだ起きていましたから大丈夫です」
申し訳なさそうにするママに、馬場さんはまたにこりと笑った。
そして「どうぞ」と私に声をかけ、後部座席へ促した。
「じゃあ・・・行ってきます」
「まったく・・・。これからは気を付けるのよ。じゃあ馬場さん、お願いします」
「はい。では、行ってまいります」
馬場さんと私は、それぞれ車に乗り込んだ。
そして見送ってくれるママに、車の中から手を振った。