black×cherry ☆番外編追加しました
「咲良ちゃんに誘われたら、いくら黒崎さんでも来ないってことはないと思って・・・って・・・・ん?」
話しながら、岡本さんが目を凝らす。
そして「あ!」と驚いたような顔をした。
「あれ、マジで黒崎さんじゃないのかな」
(えっ・・・!?)
岡本さんの目線の先に、私はすぐさま目を向けた。
するとすぐ、私の胸はドキンと大きく高鳴った。
「・・・!」
(・・・黒崎さんだ・・・!)
周囲の人より、一際大きな背の高さ。
端正な横顔は、どう見ても間違いなかった。
「あ、あの!失礼します・・・!!」
千穂ちゃんと岡本さんに頭を下げて、私は即座に走り出す。
けれど早足で出口に向かう黒崎さんには、駆け足だって追いつけない。
(こんな時にヒールの靴・・・)
ドレスに合わせた靴だから、仕方がないことだけど。
慣れないヒールの高さでは、十分な速度で走れなかった。
(も、もうっ・・・!)
「黒崎さん・・・っ!」
出口から外へ、そのまま行ってしまいそうな広い背中を、大きな声で呼び止めた。
黒崎さんは、振り向いて私の姿を確認すると、鋭い目を見開いた。
「・・・なにしてんだ・・・」
「あ、あのっ・・・、黒崎さんが、見えたので・・・っ」
息が切れ、足はガクガク震えてる。
それでも必死に、立ち止まってくれた黒崎さんの元へとたどり着く。
「・・・っ、ありがとうございます、来て、いただいて・・・」
「・・・少し時間が空いたから。行けたら行くって言ってたろ」
「はい・・・」
今日はお休みだったのだろうか。
白シャツに紺色のパンツ姿は、きちんとしている雰囲気だけど、仕事ではなかった気がした。
(わざわざ来てくれたんだよね・・・)
そう思うと、嬉しい気持ちでいっぱいになる。
次は、なんと言葉をかけようか。
せっかくここに来てくれて、こうして会えて、私は、黒崎さんに話したいことがたくさんあったはずなのに・・・。
話しながら、岡本さんが目を凝らす。
そして「あ!」と驚いたような顔をした。
「あれ、マジで黒崎さんじゃないのかな」
(えっ・・・!?)
岡本さんの目線の先に、私はすぐさま目を向けた。
するとすぐ、私の胸はドキンと大きく高鳴った。
「・・・!」
(・・・黒崎さんだ・・・!)
周囲の人より、一際大きな背の高さ。
端正な横顔は、どう見ても間違いなかった。
「あ、あの!失礼します・・・!!」
千穂ちゃんと岡本さんに頭を下げて、私は即座に走り出す。
けれど早足で出口に向かう黒崎さんには、駆け足だって追いつけない。
(こんな時にヒールの靴・・・)
ドレスに合わせた靴だから、仕方がないことだけど。
慣れないヒールの高さでは、十分な速度で走れなかった。
(も、もうっ・・・!)
「黒崎さん・・・っ!」
出口から外へ、そのまま行ってしまいそうな広い背中を、大きな声で呼び止めた。
黒崎さんは、振り向いて私の姿を確認すると、鋭い目を見開いた。
「・・・なにしてんだ・・・」
「あ、あのっ・・・、黒崎さんが、見えたので・・・っ」
息が切れ、足はガクガク震えてる。
それでも必死に、立ち止まってくれた黒崎さんの元へとたどり着く。
「・・・っ、ありがとうございます、来て、いただいて・・・」
「・・・少し時間が空いたから。行けたら行くって言ってたろ」
「はい・・・」
今日はお休みだったのだろうか。
白シャツに紺色のパンツ姿は、きちんとしている雰囲気だけど、仕事ではなかった気がした。
(わざわざ来てくれたんだよね・・・)
そう思うと、嬉しい気持ちでいっぱいになる。
次は、なんと言葉をかけようか。
せっかくここに来てくれて、こうして会えて、私は、黒崎さんに話したいことがたくさんあったはずなのに・・・。