black×cherry ☆番外編追加しました
あれから2週間以上経っている。
いまさら、メールなんて待ってもこないと思うけど。
岡本さんに「何気なく」は、難しいような気もしたし、これ以上、なにかが起こって自分が傷つくのも怖かった。
「そっか・・・。うん、わかった。じゃあ蒼佑さんには聞かないね。
でも、コンサートは来てくれたんだし、好意はあると思うんだけどな。『メールならいつでもいい』なんて、社交辞令の相手だったらわざわざ伝えてこないと思うよ」
「うん・・・でも、早川先生と会ったのは、連絡先をもらった後なの。婚約者も呼んでるのにって・・・二股みたいで、気を悪くさせたかな」
連絡先をくれた時、もし、好意があったとしても。
あの状況で、気が変わったかもしれない。
「うーん・・・気まずかったかもしれないけど、二股とは思わないんじゃないのかな。婚約したくないって話はしてて、それで悩んでるのも知ってるんでしょう?
咲良の意志で先生を呼んだんじゃないのは、わかってる気がするよ」
「・・・そうかな」
「そうだよ!ただ単にメールが届いてなかった、とか、たくさんのメールに埋もれて気づかなかった、とか・・・何か理由があるかもしれない。メール届いてますかって、もう一度連絡してみたらどうかな」
「うん・・・」
(そうだよね・・・)
その可能性もゼロじゃない。
千穂ちゃんの言葉に、期待をこめて頷いた。
けれどーーーーー。
後日、意を決して再び出したメールにも、結局、黒崎さんからの返事はなかった。
いまさら、メールなんて待ってもこないと思うけど。
岡本さんに「何気なく」は、難しいような気もしたし、これ以上、なにかが起こって自分が傷つくのも怖かった。
「そっか・・・。うん、わかった。じゃあ蒼佑さんには聞かないね。
でも、コンサートは来てくれたんだし、好意はあると思うんだけどな。『メールならいつでもいい』なんて、社交辞令の相手だったらわざわざ伝えてこないと思うよ」
「うん・・・でも、早川先生と会ったのは、連絡先をもらった後なの。婚約者も呼んでるのにって・・・二股みたいで、気を悪くさせたかな」
連絡先をくれた時、もし、好意があったとしても。
あの状況で、気が変わったかもしれない。
「うーん・・・気まずかったかもしれないけど、二股とは思わないんじゃないのかな。婚約したくないって話はしてて、それで悩んでるのも知ってるんでしょう?
咲良の意志で先生を呼んだんじゃないのは、わかってる気がするよ」
「・・・そうかな」
「そうだよ!ただ単にメールが届いてなかった、とか、たくさんのメールに埋もれて気づかなかった、とか・・・何か理由があるかもしれない。メール届いてますかって、もう一度連絡してみたらどうかな」
「うん・・・」
(そうだよね・・・)
その可能性もゼロじゃない。
千穂ちゃんの言葉に、期待をこめて頷いた。
けれどーーーーー。
後日、意を決して再び出したメールにも、結局、黒崎さんからの返事はなかった。