black×cherry ☆番外編追加しました
「えーっ!・・・ひどいなあ。気まぐれって、咲良はこんなに真剣なのに」
「うん・・・」
千穂ちゃんは、私の気持ちに怒って共感してくれた。
そして「うーん」としばらくうなった後に、悩むように話し出す。
「・・・実はね、少し前、病院で偶然咲良と会ったって、蒼佑さんから聞いてはいたの。『黒崎さんと二人っきりにしてみたよ!』って嬉しそうに話していたから、てっきり、うまくいってるのかと思ってて・・・」
「そっか・・・。うん・・・フラれちゃったの」
へへっと笑うと、千穂ちゃんは悲しそうな顔をした。
それを見て、私も我慢していた涙が溢れそうになってくる。
「じゃあ、もうイケメン先生に乗り換えちゃいなよ!・・・って言いたいところだけど、そうできたら、とっくにしていることだもんね・・・」
「うん・・・」
そう。
早川先生を好きになることができたなら。
きっと、何もかもがうまくいくって思うのに。
「うーん・・・でも私、どうしても、黒崎さんは咲良のことが好きっていう気がするんだよね・・・」
千穂ちゃんが言う。
振られたという話をしたのに。
意味がわからず眉間にぎゅっとシワを寄せると、千穂ちゃんはまた言葉を足した。
「うん・・・」
千穂ちゃんは、私の気持ちに怒って共感してくれた。
そして「うーん」としばらくうなった後に、悩むように話し出す。
「・・・実はね、少し前、病院で偶然咲良と会ったって、蒼佑さんから聞いてはいたの。『黒崎さんと二人っきりにしてみたよ!』って嬉しそうに話していたから、てっきり、うまくいってるのかと思ってて・・・」
「そっか・・・。うん・・・フラれちゃったの」
へへっと笑うと、千穂ちゃんは悲しそうな顔をした。
それを見て、私も我慢していた涙が溢れそうになってくる。
「じゃあ、もうイケメン先生に乗り換えちゃいなよ!・・・って言いたいところだけど、そうできたら、とっくにしていることだもんね・・・」
「うん・・・」
そう。
早川先生を好きになることができたなら。
きっと、何もかもがうまくいくって思うのに。
「うーん・・・でも私、どうしても、黒崎さんは咲良のことが好きっていう気がするんだよね・・・」
千穂ちゃんが言う。
振られたという話をしたのに。
意味がわからず眉間にぎゅっとシワを寄せると、千穂ちゃんはまた言葉を足した。