black×cherry ☆番外編追加しました
「私は黒崎さんのことはよく知らないけど・・・蒼佑さんから聞く限り、上司を立てるタイプじゃないし、基本的にすごくめんどくさがりみたいなの。
そんな人がわざわざコンサートに来て名刺までくれるだなんて、咲良のことが好きか・・・そこまでじゃなくても、気になってるとしか思えない。
だけど、急に『迷惑』なんて、冷たい感じになったとしたら・・・やっぱり、イケメン先生に会ったからかなって、想像だけど、ちょっと思う」
「うん・・・」
「もちろん、二股みたいに感じて怒っている可能性もあるかもだけど、そうじゃなくて・・・もしかしたら、その方が咲良のためだと思ったんじゃないのかなって」
真面目な顔で、千穂ちゃんは話を続ける。
「黒崎さん、バツイチでしょう?それに年も結構上だし。しかも咲良の家は病院で・・・私が黒崎さんならだけど、自分には不釣り合いっていうか・・・咲良の相手は、お医者さんがいいって思う」
「お医者さん・・・早川先生」
「うん。しかも、実際にその先生に会ってしまった。イケメンで優しくてって・・・完璧だよね。どうしたって自分と比べるんじゃないのかな。それで、その先生のほうが絶対いいって思うと思う。だからこう・・・私が黒崎さんなら、自分から身を引くかもしれない」
「!」
驚く私に、千穂ちゃんはふふっと笑った。
「もちろん、本当に嫌われちゃった可能性もあるから私のただの想像だけど。なんか、急にそこまで冷たくなるのが逆にちょっと気になって・・・。好きだからこそ、傷ついて、怒ってるのかもしれないし」
そんな人がわざわざコンサートに来て名刺までくれるだなんて、咲良のことが好きか・・・そこまでじゃなくても、気になってるとしか思えない。
だけど、急に『迷惑』なんて、冷たい感じになったとしたら・・・やっぱり、イケメン先生に会ったからかなって、想像だけど、ちょっと思う」
「うん・・・」
「もちろん、二股みたいに感じて怒っている可能性もあるかもだけど、そうじゃなくて・・・もしかしたら、その方が咲良のためだと思ったんじゃないのかなって」
真面目な顔で、千穂ちゃんは話を続ける。
「黒崎さん、バツイチでしょう?それに年も結構上だし。しかも咲良の家は病院で・・・私が黒崎さんならだけど、自分には不釣り合いっていうか・・・咲良の相手は、お医者さんがいいって思う」
「お医者さん・・・早川先生」
「うん。しかも、実際にその先生に会ってしまった。イケメンで優しくてって・・・完璧だよね。どうしたって自分と比べるんじゃないのかな。それで、その先生のほうが絶対いいって思うと思う。だからこう・・・私が黒崎さんなら、自分から身を引くかもしれない」
「!」
驚く私に、千穂ちゃんはふふっと笑った。
「もちろん、本当に嫌われちゃった可能性もあるから私のただの想像だけど。なんか、急にそこまで冷たくなるのが逆にちょっと気になって・・・。好きだからこそ、傷ついて、怒ってるのかもしれないし」